本日、11時の時点で7℃、晴れ。風がないので暖かく感じる。棚場の凍った寒天が日光に照らされ、解凍されて水の滴る音があちこちから聞こえてくる。暖冬ではあるが、寒天製造の最盛期に良く聞こえる音である。天候が安定しないながらも割合順調に製造が進んでいるといったところか。減産傾向とはいえ、なるべく寒天の製造は進めたい。
1月に入ってからの釜休みは今日迄で1日のみ。棚詰まり(※)にならないのは頭領が上手く計画を立てているからである。ただ、凍てが完全に抜けきらず、下層が生天状態のものが少々心配である。
15時の時点で10℃、晴れ。今日は夕方から雨予報であるが、なるべく乾燥を進めたい為、野上間近の寒天はギリギリ迄干す。それ以外のものは濡れないように重ねてビニールシートを被せる作業をする。一今週も2回降雨予報の為、このような作業が繰り返されることとなる
※棚詰まり:生天の乾燥が進まず、棚場で干すことが続き、棚場が一杯になってしまうこと。
(報告/常務 森田尚宏)
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降雨予報の為、寒天を重ねてビニールシートを被せる@

降雨予報の為、寒天を重ねてビニールシートを被せるA

テングサを釜へ投入する直前

テングサを釜へ投入
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