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社長海だより 平成19年(2007)
01 2007/08/11 新子はぜ
02 2007/08/26 知多のボート釣り
03 2007/09/23 ハゼ釣り
04 2007/10/01 アジ釣り
05 2007/11/03 尾鷲の船釣り 

01 2007/08/11 新子はぜ

 ここのところ仕事に追われ久しく海へ出ていなかったが、お盆休みに入りようやく一息つけるようになった。東京から娘家族がお盆休みということで1週間ほどいるので、今年5歳になる孫娘を連れ出す。自宅から車で5分の富貴の海へハゼ釣りに向かった。
 日中は35℃以上の猛暑であるが、夕方は風が出て涼しく感じる。満潮が17時50分の中潮、2日ほどで大潮である。夕方6時からスタートする。海とはいえ川幅10mほどのところに場所決めする。
 孫娘はもちろん初めての体験である。イシゴカイのエサに錘は割ビシの大、玉うきを使い、浮き下約50〜60cmで釣り糸をたらしてみる。風が少しあるので浮きの動きがつかみにくいが、一様な動きがピクピクとなったり、急に動き始めるとハゼがえさをそばえている証拠である。ころ合いをみてサオをあげてみると新子ハゼがついてくる。
 孫娘も感じをつかんでさおを上げ下げして喜んでいる。そのうちにハゼがついてきて大喜び。孫娘はもう少しやりたそうであったが、7時前、日没近くなったので切り上げることにした。
 1時間弱の間に6〜8cmのハゼが8匹釣れて孫娘も大満足であった。

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02 2007/08/26 知多のボート釣り

 暑い最中ではあるが、新聞で南知多のボート釣りでキスが上がっていると知る。
 行きたいと思いつつ、今朝6時30分に自宅を出て大井の鈴木ボートへ向かう。6時50分ほどに着けばボート屋さんが言うことには「まぁ、ちーっと、早よ来なきゃ(ハヨコナキャ)いかんがね。」聞けば5時にはボートを出さなければ昼は暑くて勝負のならない、人間さんはもちろんキスさんも動けないということのようである。今年は特に暑いので10月頃までキスはできそうに聞く。
 それでもせっかくだからとボートを借りることにして出艇。ここまではよかったのであるがをゴム草履で出たのがまずかった。左足をボートの中へ、右足で蹴って出ようとしたところゴム草履が砂に埋まって右足が抜けない。
 抜けない。ボートは出る、右足は抜けない、股が開く、更に開く。
 やっとのことでゴム草履をあきらめ、ボートに飛び移る、ズボンは半分海の中。
 後から草履を回収したのであるが、右足の付け根が痛くて痛くて、オールを漕ぐのもやっとこ、さっとこ。
 咄嗟の判断と行動が必要とされるのを痛感する。
 潮時は引きに入っていて16cmほどのキス1匹、14cmメゴチ2匹、25cmベラ1匹を確保、これ以上は暑くてたまらず、1時間半ほどで早々に引き揚げる。(写真は隣の人のボート)

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03 2007/09/23 ハゼ釣り

 8月に孫と一緒にハゼ釣りをした(01 8/11 新子はぜ 参照)河口を覗いてみる。陽気も良く、家族連れでにぎわっている。久しぶりにサオを出してみた。
 時間は午後5時少し回ったところ、まだまだ太陽は高い。風が心地よく吹いて、暑くもなく、ほんに今日はお彼岸の中日。潮汐表をみれば中潮で満潮は16時26分、日の入りは17時49分。
 イシゴカイを¥500で買って、のべ竿、電気浮き仕掛けで即かかる。日の入りを考えていつでも電気浮子を点灯できる体制でのぞむ。川幅を正確にインターネット地図で測れば前回10mと報告したが、18mある。距離感覚がちょっと鈍るのも戸外の空間が広いせいであろう。
 糸を入れてからキャンバスバケツに水をくむ、その矢先、浮子が沈んでいく。水くみもそこそこにサオあげれば13cmほどのハゼが付いてくる。それからはイケイケドンドン。
 一回つけたエサで2匹目、3匹目と釣り上げる。最初にイシゴカイを針から2cmほど垂らして3回目にはそれが針になんとかエサが付いている状態でも食いついてくる。たまにあげるサオが重く感じられ、見れば15cmほどまで伸びている。8月の時は8cm程度であったのが今日は12〜15cmほどである。
 5時30分すぎに浮子の電気を点灯して、それからもエサをつけるのももどかしく攻め続ける。さすがに6時ごろになり暗くなり始めたのでサオを納める。孫と釣りした8月の時は7時ごろまでできたのにと、季節の移りを感じる一瞬である。
 自宅まで車で5分とかからず着いて、数えてみれば37匹であった。実質1時間足らずであったので計算してみれば1分少々で1匹のペースであった。
 明日の昼はぴちぴちハゼの唐揚げ。

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04 2007/09/29 アジ釣り

 「ホームページの社長海便りを読んだよ。」を言う声を最近続けて2〜3人から聞く。
 そんな矢先、先日、お客さんとの時間合わせに喫茶店で休んでスポーツ新聞の釣り状況を読んでいたら常滑沖でアジが活況と出ていた。とりあえず釣船の電話番号を控えておく。
 30日は日曜日であるが仕事を入れてしまっているので、29日(土)大潮4日目に行くつもりで28日の夜にさっそく船へ電話してみる。案外、釣り場は港から近いし、手軽そうだからこの船は初めてだけれど一つやってみようかと予約する。
 当日は朝6時前に自宅を出て6時15分頃に常滑港の「さくら丸」に到着。6時30分集合7時出発ではあるが、すでに7人ほど先客がいてすっかり出発ムード。こちらの到着を待っていたような雰囲気である。挨拶もそこそこに船に乗り込んで仕掛けを準備する。先客は船の好位置に陣取って用意万端、いつでもかかれる様子である。
 釣り場は港から出て中部国際空港の空港島の沖約500mほどのところ、20分ほどで到着する。アジ狙いでさびき仕掛けを用意する。
 艫(トモ、船尾)の方に2人、左舷に3人、右舷に私を含め3人、私は胴中の一番の汐上である。
コマセ籠にコマセを入れて投入するも汐に流されて艫(トモ)の方へ行ってしまっている。これではやはり場所が不利と思いつつやるも、当然のことながらなかなか針掛かりしてこない。そんな様子をみていたのか船頭さんが言うに仕掛けが合っていないとの指摘、コマセ籠を下にして針を小さく、との指導で、船の仕掛けを分けてもらう。
 それを投入したら、いわんかな即あたってくる。仕掛けを入れて下に着くころにはアジがガツガツとそばえてくる。つまりコマセが撒かれる、そこへ針が沈下していく、それをアジがねらってやってくる、という図式と読めた。深さは7mぐらいで手返しが肝心でクーラーボックスの蓋も開けっぱなしの方が良いとのことでそのとおりでやっていく。小アジであるが、入れれば喰い、入れれば喰いが続く。
 その間、轟音とともに飛行機が北の空へ向かって旅立っていく。南の空からはライトを点けながら着陸便が降りてくる。ANA、次はJAL、今度はシンガポール航空?と見るのもなかなかの風景である。(写真)
 次に空港島と岸との間に船は移動、深さ4m〜5mのところで再開すると今度は20cm以上のアジが艫(トモ)の方で入れ喰い状態、なのにこちらは「ぽそっ」とも来ない。汐はかなり早くなっていて錘も20号に更に25号を加えてやるも流れの方がきつい。少し錘を軽くして仕掛けを流すと食いついてくる、が仕掛けの深さが浅い為かやはり型は小さい。15cmくらいである。魚は15cmと22cmとは大違いである。残念だが仕方なし。
 12時頃になり帰港する。
 釣果はサオ頭の人は25cmクラスを30〜40匹ほど、他に型の良いメバルを何匹か。当方は小アジ14〜16cmが27匹、20cmクラスが1匹、他に18cmほどの太ったガシラが1匹。欲を言えばもう少し大きいのであればと思うが、次回、リベンジすることで本日は終わる。
 それにしても約5時間「あ〜ぁ、腰が疲れたなぁ。」

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05 2007/11/03 尾鷲の船釣り

 大学時代の先輩達に誘われて11月2日尾鷲へ出向いた。上は70歳過ぎから60歳半ばを中心に総勢14人のグループである。その中で私が最年少である。
 親睦目的の小旅行で2日目は釣りが計画されている。道具は持参しなくても現地で全て揃えてくれるという事で、釣りの服装のみをバッグに入れ参加する。
 夜の宴会が終わって翌日午前5時起き、朝食を摂り6時出発。メンバー14人の内10人が3班に別れて乗船する。
 前日のそれぞれの希望によりアジ釣りに2人、タイ釣りの大物釣りに3人、五目釣りに5人という配艇で、私は一番釣れそうで面白そうな五目釣りを選択した。タイ釣りは岡山から参加の日々「晴釣雨読」のNさん、釣りでは人には負けないとご本人が言うTさん、木曽川河口で天然ウナギを毎年20〜30本以上(不確かな数字であるが、多いことには間違い無し。)をあげているIさん。いずれもベテラン揃いである。一方、アジ船には釣りは始めてというHさんが乗船。
 6時、五目釣りの船に乗り船頭さんから説明を受けると、昨日はエサ屋が休み、スーパーでイカの糸づくりを買ってきたのでそれを使ってとの話。また、サオはリール竿が2本だけしかなく、しかも1本はごく普通のスピニングリール竿、船使用のリール竿は1本のみ、後の3人は手釣り仕掛けで頼むとの話であった。
 一抹の不安を乗せての出港である。
 さすがに11月ともなると潮風が冷たくなり、朝日がようやく上がってくる(写真)。港から15分程度で釣り場に着き、さあ、戦闘開始である。
 私は手釣り仕掛けでスタート。針の2本仕掛け、エサは前述どおり糸づくりされたイカを半分に切って縫い刺しづけ、錘は20号である。手釣りは始めてで要領をつかむのに最初は戸惑ったけれど慣れるにしたがって漁信もよくわかり、釣り手袋もしていたお蔭で糸のすれも気にならなくなってくる。
 水深は20mほど、底は岩場で伊勢エビの格好の住みかということである。今日は小潮ではあるが外海のこともあり汐の流れが結構あり、20号錘では流されやすく、底にうまく仕掛けを沈めづらい状態である。
 それでも漁信をうまくとらえ、糸を効いてみるけれど魚がのった気配がない。エサ状態を確かめようと糸をたぐりあげようとするとこれが難儀。糸巻き枠に丁寧に巻いていけばいいけれど、横着してたぐったまま状態を数回繰り返す、これがいけなかった。こんがらがってしまい、どうにもこうにもほぐれなくなってしまいその間10分程度、最後には船頭さんが見かねて糸を切るはめになってしまった。
 糸をつなぐこともやってもらい、船頭さんに頭があがらなくなってしまった。それでも気を取り直し再度チャレンジ、カサゴ1匹をあげた。他にはキタマクラ、小さなベラでこれらは海へポイ。
 あまり釣れないので移動を繰り返す内、アジ船の近くを通過。
 アジ船はサオの弓なり状態が連続である。みるとサオをあげる度に3匹から5匹付いている。初めてというHさんのサオも弓なりの万国旗、魚が糸にいっぱい付いている。
 こちらは魚を求めてあっちへいったり、こっちへ行ったり、アジ船はアンカリング(錨を打っている状態)して2本のサオが弓なりの繰り返し。
 五目船はここぞと思うところに止めてはやってみるものの根掛かりして針をとられたり、仕掛け全部を切ってしまったり、その度に船頭さんの世話になりっぱなし、同じく乗り合わせた他の4人も船頭さんの世話になりっぱなし。
 釣れない、仕掛けの作り直しをお願いする、頭があがらない、釣れない文句は言えない。船頭さんがリール竿でやっても釣れない。文句は言えない。
 タイ船は戦闘開始早々、タイ2枚揚げた情報が入っているが、その後は不明。
 昼近くになってきたので帰港するつもりであたりをみれば、アジ船はとうに帰ったとの話である。釣果は5人で手頃サイズのカサゴが3匹、ベラが1匹計4匹。
 帰港して、先のアジ船の戦果を聞けば2人で20cm超のアジが300匹、唖然とする。
 そんな中、タイ船がご帰還する。ベテラン組3人がニコニコしてやってくる。釣果をとみれば60cmクラスの幻の高級魚クエ(福岡ではアラ)が1本、マダイの40cmが2枚、他に1枚、まるまるとしたヨコワ(マグロの幼魚)40cmが5〜6本、他にカツオ、ハマチなど、クーラーボックスからはみ出している。
 今度は唖然を通り越し呆然。
 それでも釣った魚を皆で分配して帰路につく。
それにしてもこの差はどこで出たのか、帰り際に5人で言ったことには「船頭さんがいまいちだったな。」

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